星座神話に登場するギリシアの神々 +- ヘパイストス Hephaestus -+ 主な登場星座: ぎょしゃ座 / オリオン座 他 ヘパイストスは鍛冶の神で、ゼウスが1人でアテナを生んだのを目撃したヘーラーが、 自分も一人で子供を作ってみようとして生まれた子供です。 でもその生まれた子供はあまりの醜さゆえにオリュンポスの山頂から投げ落とされ、 海の女神テティスによって育てられました。ヘパイストスはそこで鍛冶の技術を学び、 やがて神々の中でも随一の巨匠となりました。 ヘパイストスは、オリュンポスの神々の中にあって、 ほとんど唯一醜い容姿をした神で、しかも足が不自由でした。 そしてアフロディテの夫という栄光がどんなに苦々しいものなのか、 やがて思い知らされることになるのです。 恋多き多情な妻は、神々や人間たちと次々に浮名を流し、 そのたびに夫ヘパイストスは屈辱に苦しみ耐えるのでした。 すこぶる腕がたち、真面目いっぽう、地味で無欲な優しいヘパイストスですが、 時にやや始末の悪い直情型になります。それがたたってかどうもそんな役回りです。 妻の不貞に悶々として血迷い、無様なところを見せたこともあります。 自分を捨てた母ヘーラーには、座ると動けなくなる仕掛けの椅子を贈って復讐したり。 神話に登場することはまれですが、そのかわり彼の手になる 武器や工芸品は神話のいたるところで見ることができます。 星座神話は季節の星空から各星座ページをご覧下さい |
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