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星座神話に登場するギリシアの神々

+- 大神ゼウス Zeus -+


主な登場星座: 白鳥座 / 鷲座 / 大熊座



ゼウスは父クロノスを倒して宇宙を征服し世界の統治権を握ると、
3兄弟でくじをひいて、天はゼウス、海はポセイドンの、
地下はハデスの持ちものと決めました。
以来ゼウスは天上界の最高神、全世界の支配者であり、
神々と人間の父となりました。
ゼウスは別名「雷神」ともいわれますが、
雨・風・嵐・雷など天空で起こる全ての現象を司ります。

果てしなく枝を広げる巨木の樫が茂るドドナ(Dodona)の地は、
ゼウスの聖地とされて、ここでゼウスの神託が与えられます。
慈愛に満ちた偉大さと畏怖すべき力を持った大神ゼウスは、
畏れられ敬われました。しかし、決して全知全能の神ではなく、
他の神々に騙されたり、出し抜かれたり、
運命の神モイラたちの決定に口出しすることもできません。
また、普段はオリュンポス山の宮殿にいて下界を見下ろしていますが、
ときおり、妻ヘーラーの目を盗んでは下界に降りてきて、
さまざまな事件をひき起こすトラブルメーカーになったりもします。

星座に関する神話には数多く登場しますが、
ゼウスが物語りの中の、事件の原因になったことも少なくありません。
ギリシア神話の男性神は、ほとんどが浮気性…。
ゼウスはその中でも群を抜いていて、
ゼウスの子供は相当な人数にのぼります。
特に人間の女性との間にできた息子のほとんどは英雄になっていて、
彼らもまた星座神話に数多く登場しています。



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