【星座を構成する固有名のある星】
・α星(2.2等)シェダル - Schedar
スペクトル型 K0Va
アラビア語のアル・サドル(胸)で、カシオペヤ王妃の胸のあたりに位置することからこの名前がつけられました。
・β星(2.3等)カフ - Caph
スペクトル型 F2V-W
アラビア語のアル・カフ(手)ですが、正しくはアル・カフ・アル・カディブ(染めた手)で、
アラビアではカシオペヤ座をプレアデスのマニキュアで染めて広げた手と見ていたことからこの名前が付けられました。
・γ星(2.5等)ツィー - Tsih,Cih
スペクトル型 B0We
現在の天文学ではほとんど持ちいられることのない名前で、漢字の「笞,鞭(むち)」のローマ文字読みだといわれますが、
起源ははっきりしていません。
・δ星(2.7等)ルクバー - Ruchbah
スペクトル型 A5V-Wv
アラビア語のアル・ルクバート・アダート・アル・クルシ(椅子にかけている婦人の膝)で、最初の部分の「膝(ひざ)」をとったものです。
・η星(3.4等)アキルド - Achild
金色の3.5等星と紫の7.5等星の二重星で、連星系で小口径の望遠鏡で分離できます。
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